今回は、最近発表されたダラス・フォートワースエリアの2023年8月の不動産市場についてレポートします!
ハイシーズンを終え価格は下落傾向
2023年8月の価格中央値は$406,000(前年比98%)、前年比Sqft単価は$210(前年比99%)となりました。前月から比較すると 価格中央値$9,000、Sqft当たりの単価は$2の下落となりました。
夏のハイシーズンを終え、価格は4カ月ぶりの下落に転じましたが、前年比は98%と、大幅に値上がりした昨年と同水準を維持しています。
新規売り出し・成約件数ともに増加
新規売り出し件数は10,444件(前年比98%)、成約件数は8,009件(前年比92%)と、先月から共に増加となりました。
例年であれば8月はピークの時期を終え取引の数は減少する傾向がありますが、今年はピーク時に新規売り出し物件数が伸びなかった影響からか、延長の様子がうかがえます。
DOM(Day on Market:売り出しから成約までの日数)は1日延長
DOMは先月から1日延長となりました。
今年中はアメリカの政策金利が高水準で維持するとの見方が強く、これから冬にかけては前年と同様の60日前後にまで延長することが見込まれます。
賃貸価格は前年比100%を維持
引っ越しシーズンが終わり、賃貸価格については前月比若干のマイナスとなりましたが、前年比は100%を維持しています。
引き続き新規貸し出し物件は一定の割合で増え続けていますが、成約件数も順調に伸びています。そのため、今年5月には賃貸募集件数が前年比228%でしたが、現在は前年比163%にまで下がっています。
不動産市場における夏のピークシーズンを終え、これから年末年始に向けては動きが鈍化する時期に入ります。
しかし上がり続けてきたアメリカの金利もそろそろ頭打ちとの見方もあり、来年初めからは再び活発化することが期待されます。
特にダラス・フォートワースエリアは富裕層の流入も顕著で、高額物件の売買が非常に順調です。
コンパス・ラグジュアリーの中間報告書によれば、2023年上半期にダラス・フォートワース地域の高級住宅販売は驚異的な200%の成長を遂げました。今年上半期における1,000万ドル以上の価格で売買された超高級不動産市場で、ダラス・フォートワースとヒューストンはトップにランク付けされました。この期間に、昨年と比べて1,000万ドルを超える取引が増加した市場は合計で13箇所ありますが、200%もの急成長をしたのはダラス・フォートワースとヒューストンのみでした。
レポートによると、高額物件の購買者は、COVID-19パンデミックのピーク以来のダラスフォートワース地域の税金の安さ、経済発展、住宅の価値が購入決断の理由だと述べています。
アメリカ不動産市場は予想もできない変動が大きい市場です。住宅販売にはタイミングも必要になってきます。ダラス・フォートワースエリアの不動産にご興味のある方は、現地を熟知したスタッフがサポート致します。
是非ともご連絡ください!
情報ソース:
MetroTex with the support of the Real Estate Center at Texas A&M
HP: https://www.mymetrotex.com/market-reports/
2023/09/23
速報