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第68回 2023年6月 ダラス・フォートワースエリアの住宅市場

今回は、最近発表されたダラス・フォートワースエリアの2023年6月の不動産市場についてレポートします!

価格中央値は今年最高値を更新

2023年6月の価格中央値は先月から$2,000上昇し$415,000(前年比95%)、Sqft単価は先月と同じく$211(前年比96%)となりました。

価格中央値は今年初めから順調に回復し、今年最高値を更新。Sqft単価は先月から横ばいではあるものの、前年比では1%上昇しています。

昨年中で最も市場が好調であった夏の時期で比較すると価格は下がっているものの、前年比では上昇の兆しが見られます。

成約件数が伸びず販売中物件が増加傾向

新規売り出し件数は11,547件(前年比79%)、成約件数は8750件(前年比96%)。先月に比べ、新規売り出し件数は増えたもの、成約件数はほぼ横ばいとなりました。

市場の販売物件数がやや増加し、昨年の夏に近づくかたちとなりました。

DOM(Day on Market:売り出しから成約までの日数)は4日短縮

DOMは先月からさらに4日短縮されました。

一時DOMはコロナ渦に入る前の水準となり落ち着いたかに見えましたが、再度急激に短縮しています。日数を見ると過熱状態とまでは言えないものの、やや売り手に有利な状況がうかがえます。

戸建て賃貸物件数は引き続き増加傾向

賃貸Sqft単価中央値は先月からやや上昇したものの、前年比で見ると100%まで下がりました。

今後も価格は例年と同水準で推移することが予想されます。

6月の賃貸成約件数は3,751戸と、大きく件数を伸ばした先月よりもさらに1割ほど増加しました。

前年比で見ても26%の増加となっており、1年以上、賃貸成約件数は2~3割前後の増加傾向を保っています。

しかし一方で新規貸し出し物件も1年以上継続して増加傾向が続いており、募集中の賃貸物件数は前年比2倍以上となっているため、成約件数の増加が価格の上昇に結び付きづらい状況となっています。

 

アメリカでは売買・賃貸共に1年で最も不動産市場が活発となる時期に入りました。

金利高の影響を受け昨年の好調な市況に比べるとやや苦戦気味の売買市場に加え、売却でなく賃貸を選択する物件が増えたことで、賃貸も市場に出る件数が増加している状況です。

比較的厳しいピークシーズンとなった不動産市場ではありますが、不動産専門家達はダラスフォートワースエリアの成長はまだ止まらないとの見解を示しています。

商業不動産会社JLLの予測によると、ダラスフォートワース圏にはすでに780万人が住んでいますが、2045年までにさらに340万人増加する可能性があります。東海岸と西海岸の都市からの移住が、人口増加の主な要因です。

これに加え、雇用の拡大も不動産市場を支える大きな要因となっています。

雇用者数で見るとまだニューヨークやロサンゼルスには及ばないものの、雇用増加率で見ると、それらの都市部より5割ほど多くなっています。

 

アメリカ不動産市場は予想もできない変動が大きい市場です。住宅販売にはタイミングも必要になってきます。

現地を熟知したスタッフがサポート致しますので、ダラス・フォートワースエリアの不動産にご興味ある方は、是非ともご連絡ください!

 

情報ソース:

MetroTex with the support of the Real Estate Center at Texas A&M

HP: https://www.mymetrotex.com/market-reports/

 

テキサス不動産事業 CEO / Architect 鶴岡洋一

大手ハウスメーカーの技術者として、東南アジアでの戸建分譲地開発に従事。加えて、マーケティング、経営企画、人事も経験するなど、幅広い専門知識を持つ。2018年からテキサス不動産事業に参加し、現地の代表及び技術責任者を務める。
日本の一級建築士、宅地建物取引士。

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