今回は、全米リアルター協会(National Association of REALTORS®)の発信するレポートをヒントに、コロナ後のアメリカ不動産トレンド変化についてレポートします!
コロナ後の不動産トレンド – ニュース記事要約 –
パンデミックはアメリカの不動産トレンドにも大きく影響を与えました。従来の働き方から、ハイブリッドや完全リモートに多くの会社が方向転換し、仕事と私生活のバランスを確立するために、都会から郊外へ移る人々が増えました。全米リアルター協会の2022年不動産売買レポートによると、買主の購入希望住宅距離が24キロから80キロへと大きく広がり、小さな街や郊外の住宅販売購入が最も盛んになっています。
質の高い学校区や、豊かな自然、安全で住みやすい小さな街や郊外の住宅は、お手頃価格かつ広いスペースを得ることができ、人々の住宅購入意欲を高めています。 コロナ後、小さな街はコロナ前より住宅販売が9%増え、郊外は6%上昇しました。今後も上がっていくことが期待できます。
アメリカ国内移住率とテキサス州への変化
アメリカ合衆国国勢調査2022年によると、人口の転入増加第1位のフロリダには約32万人もの人が他州から移住、2位のテキサス州は23万人でした。3位のノースカロライナ州とテキサスとを比べると、約13万人以上も人数に差が開いており、テキサスとフロリダが圧倒的人気と見て取れます。
– National Association of Realtors – より引用(https://www.nar.realtor/magazine/real-estate-news/sales-marketing/making-big-moves)
フロリダは最も高い移住者率ですが、亜熱帯から熱帯に変わる海岸線の為、ハリケーンの襲来数がアメリカ全州の中で最も多い州です。ハリケーンは、住宅に甚大な被害を与える自然災害の一つです。
1851年から2017年の間、フロリダは117件が襲来、テキサスはその半分の64件です。(*1)
ハリケーンは毎年発生し、避けられない自然災害の一つです。テキサスはフロリダの約半分のハリケーン襲来数なので、住宅を自然災害から守り、修繕コストを抑えることにつながると言えます。
この国内移住の潮流によって、人口流入が多いエリアではスーパーマーケットやレストランなどのオープンも盛んです。
もちろん、人口流入の背景のひとつである企業の移転も進んでいます。トヨタやテスラなど、フォーチュン500のランキング企業の本社は、今ではテキサス州が全米No.1となっています。(過去記事リンク)。
今後も、企業の移転や人口流入が進むことで住宅需要が拡大すると考えられます。
アメリカの住宅価格は長期的に成長を続けていますが、その中でも良いエリア、悪いエリアがあります。クルーズハウジングでは、アメリカ不動産を熟知したスタッフがお客様の販売購入をお手伝いします。
ご興味のある方は是非ともご連絡ください。
(*1): CNN.co.jpより引用(https://www.cnn.co.jp/fringe/35107214.html)
2023/06/13
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