今回は、最近発表されたダラス・フォートワースエリアの2022年2月の不動産市場についてレポートします!
価格上昇が続く住宅市場
2022年2月の平均価格は$430,488(前年比+13%)、価格中央値は$365,000(前年比+21%)、Sqft単価は$196(前年比+20%)となりました。前月から比較しても、平均価格で$19,000、価格中央値で$15,000、Sqft単価で$8上昇しています。年初は昨年より価格上昇率が下がるという記事やアナリストの予想が幾つかありましたが、昨年と同水準で価格上昇が続いています。2022年も好調な価格上昇が期待できます。
販売中物件数が観測史上最低件数を更新
新規売り出し件数は8,031件(前年比+12%)、販売中物件数は、4,543件(前年比-32%)となり、市場の在庫不足が加速する結果となりました。先月2022年1月が観測史上最低の販売物件数でしたが、先月と比較して-1,077件となり、最低件数を更新しました。非常に速いスピードで物件が減少しており、在庫不足がさらに加速しています。新規売り出し件数は、今年に入り徐々に伸びています。今後市場の在庫は徐々に増えていくことが予想されますが、販売中物件数が2019年の水準に戻るには、まだまだ先になりそうです。最低でもダラス・フォートワースエリアの売り手市場は今後も1年以上続くことが予想されます。
成約件数は微増で好調を維持
2022年2月の成約件数は7,437件(前年比+107%)となりました。在庫不足が進む中でも成約件数は前年比で好調な数字を記録しています。数少ない在庫を購入者希望者で競っている為、入札競争が起こっていることが予想されます。売却希望価格以上で売主に入札する、住宅ローンの目途がついている、全額自己資金で購入する等、売主にとっての好条件を提案できる買主ではないと物件を買えなくなっています。
DOM(Day on Market:売り出しから成約までの日数)は31日(前年比-23%)
DOMは、31日(前年比-23%)と大幅に減少しました。DOM は夏の繁忙期に向けて現在よりも下がることが予想されます。今後も売り手市場が続くことが予想されますので、繁忙期閑散期等の季節性による変動はあるものの、今後1年以上は短い日数が続くことが予想されます。
現在市場では観測史上最低の販売中物件数となっております。今年はもちろん在庫数が増えるまでの間は購入希望者の激しい競合が続くことが予想されています。在庫不足については過去1年間のレポートで毎回触れてきましたが、ここにきて観測史上最低の販売中物件数を記録しています。ダラス・フォートワース、ノーステキサスエリアは今後も多くの開発案件を抱えており、この開発はオクラホマ州の州境まで続くと言われております。全体的に非常に強いマーケットに支えられたエリアですが、その中でも良いエリア、悪いエリアがあります。アメリカ不動産にご興味のある方は是非ともご連絡をお待ちしております。
情報ソース:
MetroTex with the support of the Real Estate Center at Texas A&M
HP: https://www.mymetrotex.com/market-reports/
2022/03/25
速報