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第62回 2023年3月 ダラス・フォートワースエリアの住宅市場

今回は、最近発表されたダラス・フォートワースエリアの2023年3月の不動産市場についてレポートします!

成約価格は先月から上昇、Sqft単価は前年比マイナス

2023 3月の価格中央値は$395,000(前年比104%)、前年比Sqft単価は$201(98%)となりました。前月から比較すると 価格中央値で$6,000、Sqftは$1上昇しました。

例年住宅販売量がピークを迎える夏シーズンを前に、価格は上昇していくことが予想されます。

戸建て販売が大きく上昇していた昨年と比較すると上昇幅は大きくなく、Sqft単価は前年比100%をわずかに下回る結果となりました。

 

成約件数・新規売り出し物件共に増加

新規売り出し件数は10,009件(前年比85%)、成約件数は8,028件(前年比82%)となりました。

成約件数は前月からは1,781件増えており、供給増加に合わせて上昇傾向です。

マーケット販売中件数(在庫)は、昨年10月以降の減少傾向から反転し、上昇に転じました。新規売出し物件が増加した結果と考えられます。

成約件数・新規売り出し物件ともに、夏のシーズンに向けて本格的な上昇が予想されます。

DOM(Day on Market:売り出しから成約までの日数)は3日短縮

DOMは先月から3日短縮されました。

長期化が続いていたものの、3月で反転。買手にとって有利な状況(buyer’s market)が続いていましたが、夏のシーズンピークや、ダラス・フォートワースエリア都市開発の進展等もあり、今後はさらなる短期化の可能性があります。ただ、昨年の超加熱マーケットまで戻るとは考えづらく、今後の動向に注目が必要です。

 新規賃貸物件が増加傾向

賃貸市場については、金利や住宅価格上昇により住宅購入できないため、賃貸物件の需要が上昇しています。

面積当たりの賃料は中央値で前年比2%の上昇となりました。前月の4%から鈍化したものの、賃料は引き続き上昇傾向です。

売却を見送り賃貸に回すオーナーが増えているため、新規で賃貸に出された物件が前年比131%となっています。

米国連邦準備制度理事会(FRB)は、3月21・22日に政策金利であるフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標を現状の「4.5~4.75%」から0.50ポイントではなく0.25ポイント引き上げ、「4.75~5.0%」とすることを決定しました。

シリコンバレー銀行(SVB)などの経営破綻により利上げ停止の議論もありましたが、結果的には前回と同じ引き上げ幅となりました。

銀行破綻だけではアメリカ不動産市場全体への影響は考えにくいものの、FRBが利上げ幅を縮小するのは、より広い範囲の経済への懸念からと見られます。

住宅市場に影響があるとすれば、シアトル、サンフランシスコといったテック産業に支えられている地域です。高所得や株の成長で長年にわたり物件が高騰し続けたため、その高価格帯で購入できる層が少なくなっており、銀行の破綻が住宅市場を冷え込ませる遠因となっています。

北テキサスは以前と比較すると多少落ち着いたものの、引き続き他州からの企業の移転も継続しています。

特に、他州の都市部よりも居住可能な土地が多く、開発のしやすい郊外に注目が集まっています。

 

今後も変動の大きい市場が予想されます。ダラス・フォートワースエリアの不動産にご興味のある方は、是非ともご連絡ください!

 

 

情報ソース:

MetroTex with the support of the Real Estate Center at Texas A&M

HP: https://www.mymetrotex.com/market-reports/

 

テキサス不動産事業 CEO / Architect 鶴岡洋一

大手ハウスメーカーの技術者として、東南アジアでの戸建分譲地開発に従事。加えて、マーケティング、経営企画、人事も経験するなど、幅広い専門知識を持つ。2018年からテキサス不動産事業に参加し、現地の代表及び技術責任者を務める。
日本の一級建築士、宅地建物取引士。

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