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第74回2023年12月速報 ダラスフォートワースエリアの住宅市場

今回は、最近発表されたダラス・フォートワースエリアの2023年12月の不動産市場についてレポートします!

価格は前年から”横ばい”が継続

2023年12月の価格中央値は$391,000(前年比100%)、前年比Sqft単価は$204(前年比103%)となりました。前月から比較すると価格中央値$2,000、Sqft当たりの単価は$2の下落となりました。住宅ローン金利の高止まりにより値上がりが抑制されていましたが、今後FRBによる利下げが始まれば、反転して上昇傾向です。

新規売り出し件数はダウン、成約件数はアップ

新規売り出し件数は5,918件(前年比112%)、成約件数は6,046件(前年比97%)となりました。
新規売り出し件数は前月に比べ大幅に減少しましたが、前年と比べると件数が増加していることが分かります。

 

DOM(Day on Market:売り出しから成約までの日数)は10日増

DOMは先月から10日増加の56日となりました。例年通り3月頃までは長期化の傾向が続き、春から夏にかけて市場が活発になることが見込まれます。市場の鈍化が懸念されるところですが、買い手にとっては物件選びに時間をかけ吟味できる好機会でもあります。

 

 賃貸価格は一月以来の最安値

12月は賃貸価格のsqft当たりの単価が$1. 22となりました。戸建てだけでなくアパートも初月無料キャンペーン等を行い、テナント獲得に苦戦しているようです。

ホリデーシーズンもピークを迎え、各家庭の消費は上がる一方、住宅市場は停滞する時期でした。
売り控えが続いている一方、良い物件はすぐに成約しているという観測もあり、引き続き購入需要がたまり続けていると考えられます。
全米不動産協会によると、市場が活発化する春頃には、一時7.8%まで上昇した住宅ローン金利が6%台前半まで下がる事が期待されています。これにより、再び価格上昇の相場に移行する可能性があります。

2024年7月には、ダラスでメジャーリーグのオールスターゲームが開催されます。また、サッカーのワールドカップもダラスで試合が開催されるなど、全米でも注目が集まっています。不動産市場が活性化する頃には、より一層ダラスへの注目が集まっているはずです。

アメリカ不動産市場は予想もできない変動が大きい市場です。住宅販売にはタイミングも重要になってきます。ダラス・フォートワースエリアの不動産にご興味のある方は、現地を熟知したスタッフがサポート致します。

是非ともご連絡ください!

 

情報ソース:

MetroTex with the support of the Real Estate Center at Texas A&M

HP: https://www.mymetrotex.com/market-reports/

 

テキサス不動産事業 CEO / Architect 鶴岡洋一

大手ハウスメーカーの技術者として、東南アジアでの戸建分譲地開発に従事。加えて、マーケティング、経営企画、人事も経験するなど、幅広い専門知識を持つ。2018年からテキサス不動産事業に参加し、現地の代表及び技術責任者を務める。
日本の一級建築士、宅地建物取引士。

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