今回は、最近発表されたダラス・フォートワースエリアの2024年1月の不動産市場についてレポートします!
価格は横ばい、前年比プラス
2024年1月の価格中央値は$385,000(前年比101%)、前年比Sqft単価は$202(前年比103%)となりました。前月から比較すると価格中央値$6,000、Sqft当たりの単価は$2の下落となりました。この下落は、例年冬場に見られる一般的な傾向のため、「横ばい」との見方となります。価格中央値は前年比で9か月ぶりに100%を上回りました。
新規売り出し件数が大幅に増加
新規売り出し件数は8,528件(前年比113%)、成約件数は4,970件(前年比116%)となりました。前月から比べると、新規売り出し件数が急増しています、成約件数は前月から微減したものの、前年比で見ると回復していることが分かります。
ホリデーシーズンにおいて売り手が売り控えをしていたのが、春先に向けて一気に市場に参入している可能性が考えられます。
DOM(Day on Market:売り出しから成約までの日数)は3日増
DOMは先月から3日増加の59日となりました。前年の傾向とほぼ同じ動きを示しており、今後、2月頃から夏にかけてはDOMの短期化が期待されます。
新規貸し出し件数約400件増
一月は賃貸価格のsqft当たりの単価が$1.24と前月に比べると若干の上昇を見せました。一方、賃貸物件の成約件数も、12月に比べ回復の兆しを見せています。最新の国勢調査データによれば、2022年7月からの一年間で、テキサス州は1.6%の人口増加を達成しています。特に他州や他国から移住してきた新しい住民たちは、まず物件を購入する前に賃貸住宅を好む傾向が見られます。このため、テキサスの賃貸市場が今後も拡大する可能性が高まっています。
住宅市場では、新しい一年のスタートに伴い、需要が増加していることが観測されます。これまでオファーがなかった物件に複数の問い合わせが一度に寄せられたりと、春先の市場競争が激化する前に良好な物件をおさえようとする傾向が見受けられます。他州からの移住者が増えたことにより、人種や文化の多様化が進んでいることも、テキサス住宅市場のキーポイントになっていくでしょう。
また、2024年末頃にはダラスフォートワース周辺にユニクロが初出店することになり、日系企業からも注目される地域として成長していることが伺えます。
総じて、テキサスのダラスフォートワースエリアは注目すべき変化が続き、地域全体が活気づいている印象を受けます。これからも市場やコミュニティの発展に期待が高まります。
アメリカ不動産市場は予想もできない変動が大きい市場です。住宅販売にはタイミングも重要になってきます。ダラス・フォートワースエリアの不動産にご興味のある方は、現地を熟知したスタッフがサポート致します。
是非ともご連絡ください!
情報ソース:
MetroTex with the support of the Real Estate Center at Texas A&M
HP: https://www.mymetrotex.com/market-reports/
2024/02/25
速報