今回は、最近発表されたダラス・フォートワースエリアの2022年1月の不動産市場についてレポートします!
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2022年も止まらない価格上昇
2022年1月の平均価格は$411,808(前年比+17%)、価格中央値は$350,000(前年比+23%)、Sqft単価は$188(前年比+22%)となりました。価格については、3つの指標全てで20%近く上昇しておりダラス・フォートワースエリアの勢いを表しています。先月と比較すると下がっていますが、1月は閑散期シーズンで毎年価格が下がる時期ですので例年通りの値動といえます(2021年12月平均価格:$424,986、価格中央値:$353,000、Sqft単価:$189)。昨年は記録的な価格上昇があった年でしたが2022年も2021年同様に価格上昇が予想される1年になりそうです。
新規売り出し件数、販売中件数共に前年比マイナスを記録
新規売り出し件数は7,965件(前年比-11%)、販売中物件数は、5,620件(前年比-28%)となり市場の在庫は減少傾向となりました。毎月住宅市況データを公表しているMetroTexがデータを公表した2013年1月以降で史上最低の販売中物件数を更新しました。成約件数は、2019年、2020年以上の数字を記録しているにも関わらず、販売中物件は2019年、2020年の3分の1以下となっており、今後益々住宅購入者の競争が加速し、価格が上がることが予想されます。
成約件数は7,143件(前年比+102%)と微増
2022年1月の成約件数は7,143件(前年比+102%)となりました。販売中物件数が減少を続けるなか、前年比で微増となり、好調な市場を維持しています。
DOM(Day on Market:売り出しから成約までの日数)は32日(前年比-24%)
DOMは32日(前年比-24%)と昨年比で大幅に減少しました。上記の2、記載の通り販売中物件数は減少し物件購入希望者の競争が激化する中でDOMが短くなったと予想されます。
2022年のダラス・フォートワース市場も2021年同様、移住者が多く競合の激しい住宅市場になることが予想されます。在庫不足で売り手市場が続き、他州から多くの移住者が移り住み、売り物件には複数のオファーが売り出し価格以上で入っています。2021年ほどの住宅ローン低金利ではありませんが、潜在的な住宅需要は今後も続くことが予想されます。弊社では様々なデータを活用すると共に、現地の30以上に及ぶ項目を確認して物件をご紹介しております。アメリカ不動産にご興味のある方は是非ともご連絡をお待ちしております。
情報ソース:
MetroTex with the support of the Real Estate Center at Texas A&M
HP: https://www.mymetrotex.com/market-reports/
2022/02/25
速報