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第26回 2021年5月速報 ダラス・フォートワースエリアの住宅市場

今回は、2021年5月に発表されたダラス・フォートワースエリアの不動産市場について皆様と共有します!
住宅マーケット市場の数字を過去数年間と比較検討しました。

2021年5月の戸建ての成約件数は、10,712件(前年比+27%)となりました。 成約件数の伸びは好調を維持しています。
昨年2020年4-5月はコロナの影響で一時成約件数が落ち込んでいたため、2021年5月と比較すると大きな差(前年比+27%)となりますが、コロナ以前の2019年(9,578件)と比較すると微減となりました。
後述にも記載しますが、市場の物件供給量不足(前年比-64%)が成約数の減少に影響していると考えられます。

※図1:戸建住宅成約件数

2021年5月の戸建て成約価格平均は、$426,040(前年比+34%)となり価格上昇は依然加速を続けています。昨年との比較で$100,000上昇し、先月と比較しても成約平均価格は$16,000上昇しており非常に価格が上がっています。

また、価格中央値も$341,000となり成約価格平均と同様に先月から$16,000上昇しています。
戸建てのSqft単価は、$180(前年比+28%)となりました。特に2021年1月から+$26伸びており、今年に入ってから大きく単価が上昇しています。

※図2:戸建住宅平均価格

DOM(Day on Market:売り出しから成約までの日数)は、24日(前年比-12%)となりました。先月と変わらず月を追うごとに成約までの日数は減少しております。先月の28日より更に短くなり、直近1年間で最短の数字となりました。

新規売り出しの物件数が前年比-17%、販売中物件は前年比-64%ですので、昨年対比で市場への新規売り出し物件数は減り、昨年の半分以下の物件数しか市場に存在していない為、ダラスフォートワースの市場は完全な売り手市場といえるかと思います。

昨年対比で販売中物件が半分以下であることは、売り出しから成約までの日数の減少(DOMの減少)に大きな影響を与えているのだと思います。また、物件価格の上昇にも大きな影響を与えています。

※図3:DFWエリアの不動産市況

ちなみに、参考までに共有致しますが、2年前の2019年5月は販売中物件数が26,230件有り、DOMは47日でした。2021年5月現在は7,067件で2年前(2019年5月)の約27%しか市場に物件が供給されていないことになります。これは非常に衝撃的な現状です。

ビジネスフレンドリーで多くの大企業に選ばれているテキサスの勢いを顕著に表しているのかと思います。全米から多くの人がテキサスに移住しており、まだまだ多くの開発案件があるテキサス州ダラス・フォートワースエリアは今後も不動産価格の上昇が期待できるかと思います。

弊社では、テキサス州の中でも選りすぐりの物件をご提案しています。現地在住だからこそ取得できる情報を元に物件をご紹介しておりますので、アメリカ不動産投資にご興味のある方は、是非ともご連絡を待ちしております。

弊社ではこれまで通りマスクの着用、サニタイザーによる消毒、リモートワークの継続等、引き続き感染防止には十分留意した上でProperty Management業務を行なっておりますので、どうぞご安心ください。

2021/6/5

情報ソース:MetroTex with the support of the Real Estate Center at Texas A&M
HP:https://www.mymetrotex.com/market-reports/

テキサス不動産事業  Assistant 川上将司

自身で不動産投資を行う不動産コンサルタント。大手ハウスメーカー出身でCCIM(全米不動産投資顧問)CPM(米国不動産経営管理士)を保有している。
不動産、建築、金融の複数資格を保有する。不動産、建築業の専門家。アメリカ不動産の将来性を感じ、テキサス不動産事業に参加。
自身でオンラインサロングループを運営しYouTubeでも活動中。

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